いかにも中国だろ!こーゆー田舎風景↑スマホカメラで撮ったとは思えないだろ。いい写真だろ。

 

 

イモムシみたいな路線バスに乗って北京から4時間!中国の田舎に行ってみることにした。

 

中国の路線バスって英語表記はほぼない。で、車内放送は全部中国語。で、運転手は超無愛想でマゴマゴしてると猛烈な中国語でまくしたてられる。マジ難易度高い中国の路線バスです。でもね、これって実は10年くらい前の高山みたいなんよね。あの頃、高山に来ても、バスに乗れなくて右往左往してた外国人観光客がいっぱいいたのよ。そいつらの心境が、今、痛いほどわかるよ。

 

まあだからウチの会社が高山で外国人向けバスツアー始めるチャンスがあったんだけどね。

 

 

泊まったドミトリーが同室だったアメリカ人青年のクレスくん↑19歳。ボクとはリアル親子の年齢差だが、なぜか一緒に中国の田舎を旅をする事になる。テキサス州ヒューストン出身なのでボクは彼をロケットボーイと呼んだ。

 

中国の大都市と田舎を結ぶ長距離路線バスはとにかく車内が人で混雑してる。しかもメチャ中国語の会話がやかましい。その上ニンニク臭やら香辛料臭やら焚き火の煙臭やら、とにかく人民の皆さんは臭い。ディスりたいわけじゃないの。リアルな話してるのよ。ロケットボーイは「クレージー」と吐き捨てた。

 

 

このバス停↑ロケットくんには、始発と終点のローマ字しか読めない。途中下車はかなりムズい。正にマンダリン地獄。幸い日本人のボクは漢字が読めるから、全く中国語が話せなくても実はなんとかなる。でも漢字を全く読めない欧米人は、なんともならない。例えば、これが漢字じゃなくてタイ文字やアラビア文字文字だったらと想像してみてくれ。日本人も完全にアウトじゃん。そーゆーこと。

 

余談だけどね、日本人が中国名産の抗日ドラマで日本鬼子って呼ばれる意味が解ったよ。漢字は読めるけど中国語は話せない日本人って、確かに中国から見たら鬼子だ。日本的に言えば鬼畜米英みたいな使い方だと思ってたけど、実は意味が深いのかもしれないと思った。

 

 

香港映画でジャッキー・チェンが酔っぱらいの爺さんの師匠と酔拳の修行してそうな村だろ。

 

 

あちこちに燃料の薪↑がいっぱい積んである。昭和40年代の日本みたい。けど微妙にソーラーパネルもある感じがナウい(笑)

 

 

中国も田舎は過疎化と少子高齢化が爆進中。首都の繁栄とは裏腹に明らかに過疎ってる。この村の伝統的なレンガ積みの民家の軒には老人が日向ぼっこしてる。その老人の目から好奇なレーザービームが我々異邦人に照射され、ちょっとコワイ。数カ月前にニュースで騒がれた日本海の「めちゃくちゃすごい音だ」「避けたほうがいいですね」状態。だから写真は撮れない。失礼だと思われてもいけないし。異国の地は何が地雷なのか解らない。

 

 

この村は密雲県ってとこの古北口ってとこで、2時間は歩いた。ボクはもう十分です。中国の田舎歩きエクスペリエンス。楽しいけど疲れた。

 

それで思ったのよ。近年日本各地で地域活性化だの何だのって、外国人向けウォーキングツアーやチャリンコツアーが花盛りなんだけど、アレってコレのツアー商品化なんだよね。何もない田舎を商品化するって夢のあるコンセプトはいいんだけど、でも全然お金のニオイがしない。そー思わないかな?ビジネスとして考えると、何かがモヤモヤしてたんだよ。

 

 

それで、今回そのモヤモヤを吹き飛ばす自分なりの結論が出ました。

 

ボクが思うに、田舎エクスペリエンスはドキドキしながら自分の力で見知らぬ異国の地を歩くから楽しいんだよ。もしこれがツアー商品で、料金払ってガイドが付いてて、田舎の農家を訪問して、軒先で烏龍茶飲みながら、中国人の好きなオツマミみたいなヒマワリの種を貰ってハムスターみたいにムシャムシャ食べて、そこの老人と記念撮影したら楽しいのか?って自問自答したわけ。

 

結論的に言うと、ボクはそのツアーには参加しないね。金をケチってるんじゃないんだよ。自分で歩けるところは自分で歩きたい、、、ただそれだけ。理由はいたってシンプル。

 

だから田舎エクスペリエンスをビジネスとして考えると、ボクの金のニオイセンサーはピクリともしない。つまり自分の欲しくないツアー商品は売れない。だから当然儲からないってこと。

 

誤解のないように言っておくけど、田舎エクスペリエンスは個人ガイドが家族経営でやる小商なら成立すると思うよ。でもそれはボクの目指すビジネスの姿ではない。

 

 

やっぱ、何もない普通の田舎を見て歩いても、ボクみたいなフツーの人はそんなに盛り上がるもんじゃないよ。多少は掴みの観光要素がないとつまらないと確信したね。「日本のどんな田舎でも外国人にとってはエクスペリエンスだからツアー商品になる」なんて宣伝してる人もいるけどさ、商品力的にも、バランスシート的に無理じゃね?

 

あとさ、ガイドの人間力に頼る田舎エクスペリエンスってのも、どーかと思うよ。ネタがないからガイドのタレント性の面白さで客を満足させる手法ね。一面的には正しいんだけど事業としてはリスキーすぎる。商品クオリティーが人材クオリティーに直結しちゃうのはヤバイよ。もしそれが上手く行っても、最後は人件費が高騰しちゃうからビジネス的には弱すぎる。

 

 

やっぱ観光には、わかりやすいキラーコンテンツが不可欠なんだと思うよ。そう思うと、明日はこの村を見学してても仕方ないので、キラーコンテンツの万里の長城にでも登るか、と、なるわけです。つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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